資本政策について
- 雪生 木田
- 2024年2月4日
- 読了時間: 2分
資本政策を考える上でよく言われるのは、
➀将来の買収リスクを配慮し、安定株主比率を最低でも50-66.6%以上キープする
そのために発行済株式数の10%以内でストックオプションも2年おき程度にいれておく
➁その時点の利益見込みや上場時の将来株価も想定し、現時点の株価を考える
③増資の場合、事業会社やCVC等売上増加を期待できるか、VC等上場時のキャピタルゲインが目的か(➀と被りますが)
④売上が増加していない状態で時価総額(株価×株数)を上げると、将来手詰まり、つまり次の増資が難しくなるので注意
他にもあるかもですが、ということが言われているかと思います。
これを具体的にどう解決していくかについてお話します。
ベンチャー企業の場合、売上見込みがすぐ変わります。
まずは予算とそれに連動する中期PL・中期資金繰りを随時見直しと資本政策を連動させて半年程度おきにPDCAで考えていくことなのだと思います。
例えば、売上が中期的に上手くいっている時点であれば単純に上記①➁③④で決めれば、良いのですが、仮に半年後に中期の売上見込みが下がった場合、予算・中期PL上の人員計画を見直したりして支出を抑制したり、将来売上が期待でき・安定株主にカウントできそうなCVCを見つける努力や銀行借入を実施してベンチャーキャピタルからの増資を控える等を定期的に少し先(1年以上)見ながら考えながらやっていくのが良いかと考えます。
お金が欲しいタイミングというのも、もちろんありますけど。。
また、増資が決まったからと言って○○ヒルズのような場所に事務所を移すといったこともありましたが、これは止めた方がよいです。売上が増加してからにしましょう。
いろいろと外野でいう人がいますが、自分達の脳みそで考えましょう。その方が仕事楽しいし、自分たちの会社は自分たちが一番良くわかるものなので。
お前もいろいろいっているのでは?とツッコミあるかもですが。。
まとめると
ベンチャーは、資金ショートのリスクが高く、(幾度もそういったことがありました)
一定のフォーマット⇒仕組化して定期的に1年以上先まで見ながら繰り返し⇒PDCAで回して自分たちで決めて実行していくことが重要なのかなと考えます。
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